コロナ関連の給付・支援のお問い合わせ事例①

1.特別定額給付金(総務省)
2.持続化給付金(経済産業省)

1.特別定額給付金(国民全員へ一律10万円の支給)

5月入り、国民全員に10万円が支給される「特別定額給付金」の申請支給が始まりました。
この申請は、マイナンバーを利用した電子申請と郵送申請があります。大阪の場合、郵送申請は5月下旬ぐらいから発送になる市が多い様です。
一方、電子申請は、早い所ではG W明けから開始しています。なお、電子申請の場合にはマイナンバーが必要になりますが、いざマイナンバーを使おうとする場合に聞かれたのが

①電子照明の有効期間が過ぎている(発行から、5回目の誕生日まで)
②マイナンバーのパスワードを忘れた
③I Cカードリーダーがない

親戚や知人から、聞かれたのはこの3点でした。
①や②については、市役所(区役所)へ訪問する必要があります。特別定額給付の電子申請が開始され、問い合わせが殺到していると報道されているので、後日郵送もありますし、申請期間も3ヶ月あり、申請すれば必ず支給されるので、急ぎでない方は①や②のために訪庁しない方が感染予防になりますよね。

I Cカードリーダーについて
自身でe-taxによる確定申告をする場合、I Cカードリーダーを使うので持っているケースもありますが、お給料を貰って働いている方は、ほとんど確定申告に無縁ですよね。
さらに、ICカードリーダーは品薄で、通常2,000円程度で手に入るものが、1万円程度で取引されているというニュースもありました。

ICカードリーダーをお持ちでない方は、スマホにマイナポータルA Pというアプリをインストールして申請する方法もあります。最近のスマホであれば対応している機種も多いのでI Cカードリーダーが無い場合、こちらをお試しください。
添付書類に必要な振込口座の確認書類(キャッシュカードや通帳の画像)もスマホなら、写真を撮って、送信できるので簡単です。

2.持続化給付金(経済産業省)

中小企業庁が実施している持続化給付金は、感染症拡大により営業自粛等により特に大きな影響をうける事業者に対し、事業の継続を支え、再起の糧とするため、事業全般に広く使える給付金です。

中小法人等には最大200万円が、フリーランスや個人事業主には最大100万円が給付されてます。

給付額は、(昨年の総売上)-(昨年同月比▲50%月の売上×12か月)
となっております。
※2019年に開業した場合は、計算式に特例があります。

申請に必要な書類は
①2019年分の確定申告尾控え(申告書B)
確定申告第一表の控え、所得税青色申告決算書の控え(2枚)
②e-taxの場合、受信通知
e-taxの受信BOXのメッセージを画面キャプチャしたもの
③2020年分の対象とする月の売上台帳
経理ソフト、エクセル、手書き打ち上げ帳、いずれでもOK
④通帳の写し
通帳の表面と開いた1・2ページ目
電子通帳の場合は画面をキャプチャしたもの⇒同じものを2つ添付
⑤本人確認書類位
運転免許所(両面)や、個人番号カードなど

事前に添付書類さえ用意しておけば、WEBの申請画面に仮登録し、メールで連絡がくるのでIDとパスワードを登録。
WEBでは要件の確認や、振込の口座番号、給付額の計算を入力し、先ほどの書類を添付するだけなので、簡単に申請することができます・

5月1日に申請をすませた方が、5月8日には20万件以上振り込みされているとのことなので、困っている事業者にも助かる制度となっています。twitterのフォロワーさんで、すでに振込がされた方の情報によるを申請後、連絡がなく入金されていたとのことなので、スピード第1で対応されているようですね。

他にも
・大阪府では、休業要請支援金(府・市町村共同支援金)
売上の5%以上減少した事業者への金利優遇措置
・新型コロナウイルス感染症特別貸し付け
さらに中小企業者で、20%以上売り上げが減少した事業者への
・当別利子補給制度

われわれ行政書士がお手伝いできる範囲ではございませんが
・雇用調整助成金
なども、ございますので、ご活用されてこの時期を耐え、再起に向けて踏ん張りましょう。

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